
解決したい - 財産分与や相続税にまつわるトラブル 2025.02.21
財産分与や相続税にまつわるトラブル
財産分与や相続でトラブルになりやすいケース
財産分与や相続にまつわるトラブルについて、解説します。
共有名義の片方が死亡した場合
共有名義の片方が死亡した場合、相続で子供や被相続人の親などと共有関係になると、後からトラブルになる可能性があります。共有関係があると自身の意思だけで、不動産の売却などを決定できません。
売却の際は、共有者全員の同意が必要です。他にも、共有物分割協議から訴訟に発展するケースもあります。
下記の記事では、共有名義の片方が死亡した場合の相続や、想定されるトラブルなどについて解説しておりますので、参考にしてください。
»共有名義人の片方が死亡した場合の相続手続きとは【親・配偶者別】
共有名義の不動産を相続する場合
共有名義の不動産を相続する場合、相続後は不動産の権利関係が複雑になる可能性を考慮しておくべきでしょう。というのも、全く知らない第三者が共有者として加わる可能性があるからです。
自身の持分は自由に売却ができるため、共有者の1人が持分を第三者に売却すると、全く知らない人と共有状態になります。その第三者から共有物分割協議を申し出られれば、手間や負担がかかります。
また、相続するのが共有名義の二世帯住宅であると、小規模宅地の特例が使えないケースがあったり、より権利関係が複雑になるケースが多いです。
下記の記事では、共有名義の相続全般の解説や、相続する不動産が共有名義の二世帯住宅であるときの注意点について解説しておりますので、参考にしてください。
»共有名義で相続するメリット・デメリットとは|トラブルが起きやすい?
»二世帯住宅共有名義相続|共有名義にしない方がいい?最適な方法とは
共有持分の相続で遺産分割協議書を書く場合
遺産分割協議書を書く場合は、後から「そんなことは言ってない」といったトラブルの防止のため、公正証書で作成することをおすすめします。
公正証書は公証役場にて保管されるため、共有者間で偽造や改ざんが発生しても、公証役場で原本の確認ができるためリスク回避につながります。
下記の記事では、共有持分の相続で遺産分割協議書を書く場合に気をつけるべき点や書き方、記入例なども解説しておりますので、参考にしてください。
»【雛形あり】共有持分を相続する際の遺産分割協議書の書き方・記載例
底地を物納する場合
底地を物納する不動産(財産)は、相続税評価額に基づいて評価され、実際の取引価格より低い傾向にあります。
そのため、相場よりも低い金額でやりとりが行われる恐れがあります。下記の記事では底地の物納を行うメリット・デメリットや、物納の適用条件などについて解説しておりますので参考にしてください。
»底地の物納とは?物納が難しいと言われる理由や対処法を解説!
財産分与や相続税についてよくある疑問
財産分与や相続のトラブルについて、よくある疑問を解説します。
住宅取得資金贈与は共有名義でも適用できる?
非課税となる住宅取得資金の贈与は、共有名義でも適用されます。ただし、非課税となるのは直系尊属(親や祖父母)からの贈与のみです。
他にも贈与税が発生しない場合でも確定申告を行う必要があったり、入居前に受ける必要があったりなどの条件もあります。
下記の記事では、共有名義である場合に住宅取得資金贈与を受けるための条件や、注意点について解説しておりますので、参考にしてください。
»住宅取得資金贈与は共有名義で適用できる?夫婦それぞれで活用する際の注意点とは
相続登記申請書の書き方は?
相続登記申請書とは、不動産の名義人が亡くなったときに相続人に名義を相続人に名義を移すための申請書です。相続登記申請書には、必要な記載項目が8つあります。
- 登記の目的
- 原因
- 相続人
- 添付情報
- 登記識別情報の通知希望の有無
- 申請日、申請する法務局
- 課税価格、登録免許税
- 不動産の表示
それぞれの詳しい書き方や記入例については、下記の記事で解説しておりますので、参考にしてください。また、必要書類の一覧についても紹介しております。
共有名義の不動産の相続に小規模宅地の特例は適用可能?
共有名義の不動産の相続に、小規模宅地の特例を適用することは可能です。相続前にすでに共有名義である場合は被相続人の共有持分が相続対象となり、特例が適用されます。
一方で相続後に共有名義になる場合は、相続人によって特例の適用要件が異なるため、慎重に相続人を選ばないといけません。
下記の記事では、小規模宅地の特例の概要や特例の種類について解説しており、共有名義である場合の特例の適用についても説明しておりますので、参考にしてください。
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